Artist introduction

ヨハネス・
フェルメール

フェルメールの画像

Vermeer

ヨハネス・フェルメール

Johannes Vermeer

フェルメールは、レンブラント、カラヴァッジョ、ルーベンス、ベラスケスらとともにバロック絵画を代表する画家であり、レンブラントやハルスと並ぶ17世紀オランダ黄金時代の代表画家です。生涯のほとんどを故郷オランダ南西部デルフトで過ごし、初期は物語画家として出発しましたが、1656年頃から風俗画家に転向しました。現存する作品は32から37点と少なく、記録にのみ残っている作品も少なくとも10点あります。フェルメールの作品では、中心部分が精密に描かれているのに対し、周辺はあっさりとした描写になっており、この対比が視点を主題に集中させ、画面に緊張感を与えています。代表例として『レースを編む女』や『ヴァージナルの前に立つ女』が挙げられます。また、絵の意味を寓意する画中画が多く描かれています。フェルメールはカメラ・オブスクラを用いていたという説があり、遠近法についても鋲とひもを使って直線を引く技法を用いた可能性があります。彼の技法には、光の反射を明るい絵具の点で表現するポワンティエや、鮮やかな青「フェルメール・ブルー」が特徴とされています。

代表作品

真珠の耳飾りの少女

真珠の耳飾りの少女

牛乳を注ぐ女

牛乳を注ぐ女

小路

小路

青衣の女

青衣の女

恋文

恋文